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ちいさなちぃちゃん

ピアノが弾けて猫がいればそれで十分なのです。

棄てる人の望み

こんにちは♪

試験までのラスト1ヶ月、毎日投稿していたのですが、夕べは勉強しながらウトウトし、寝落ちしてしまいました。


昨日の勉強はこちら。


産業動物と実験動物の福祉
動物愛護管理法における位置づけ
殺処分の指針
産業動物の福祉
有機畜産と産業動物の福祉
実験動物の福祉
虐待・遺棄などのその罰則
保護法益
対象動物
罰則の種類
動物の法的立場
動物虐待の行為
遺棄
動物飼育上のトラブルに関する法令
飼育動物の法的地位
飼い主の法的責任
刑事責任
民事責任
行政責任
刑法

です。
産業動物や実験動物、虐待や遺棄などは
心をかなり無にして勉強しないと、ネガティブな気持ちになるものです。
2級の勉強の時は、産業動物や実験動物の勉強をしていた時、しばらくおかしくなりそうでした。

丁度、今回は遺棄について考えていたところ
勉強内容にも遺棄に関しての項目があったので
書いてみたいと思います。


保護猫団体さんのお話によると、最近猫が棄てられる場所として高速のサービス・パーキングエリアが全国的に多発しているのだそうです。

理由としては、棄てた人の足がつきにくい。
その一方で、猫は人目につきやすい。

人目につけば誰かが拾ってくれるかも知れない
「死んで欲しくない」という気持ちが多少なりともあるからなのだろう。とのことです。



私には考えられないことですが、その様な考えに至る人がいるということは理解しています。


この話を続ける前にお伝えしておくと、

愛護動物を遺棄することは犯罪です。

違反すると、懲役や罰金に処せられます。

※愛護動物とは
1 牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる
2 その他、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの


そして、誰か助けてくれるかもしれない。と
思う「誰か」は、すぐにはやって来ません。

まず、苦情が利用者や猫嫌いな関係者から管理会社へ寄せられたり、利用者の車に猫が轢かれる事例も生じると、保健所や愛護センターに猫の捕獲・殺処分を依頼する案が検討されたり、保護猫団体へ捕獲と里親探しを依頼されます。
しかし、保護を行う高速のサービスエリアという場所の性質や対象となる猫の頭数から、レスキューが大規模化・長期化することも予測され、また保護活動においてサービスエリア関係者の許可や協力が必要でもありサービスエリアを管轄する管理会社、愛護センター、市役所、警察とコンタクトをとり、状況を説明し、話し合いを経て保護を開始するのだそうです。

このような段階を踏んで初めて動き始められることや、そこに至るまでに猫たちがどうなってしまうのかという想像力があるならば、高速のサービスエリアに猫を棄てるなどということはしないと思うのですが、たまたま立ち寄った誰かさんが、
かわいそうに。うちに来るかい?と拾ってくれるかも知れない位に頭の中が日本昔ばなしの人たちなのだと思います。


冗談じゃなくて本当に。



よく、大変人で賑わっているシーズンの行楽地に出掛けた時の自販機のゴミ箱や、食べ歩きした後の紙カップや竹串なんかを捨てようとした時のゴミ箱を見つけると、ゴミで溢れ返っている時がありませんか?
ゴミ箱の上に置かれていたり、地面に置かれていたり、無理やり捩じ込んでいたり。
その状態を見ても、そこへゴミを捨てる時の気持ち。

だって、ゴミ箱はここなんだからいいんだよね。
溢れ返っているのは自分のせいじゃない。
どこかへ捨ててしまうよりまし。


そんな風に思ったりするのではないでしょうか。




猫も、人目につくところ、食べ物のあるところへ
棄てるんだからなんとかなるでしょ。
森の中や川へ棄てるよりマシでしょ。

本気でそう思ってるんだと思います。




こうするよりマシ。 あんな奴らよりはマシ。
という、考えのレベルにいる以上中々改善は難しい、、というか、一定以上なくならない話なのかなと、感じています。




ただ、今はSNSで、こんな所に猫が棄てられています!誰か保護できませんか?と、誰でも発信することができたり、里親を探すこともできます。
それが、いい方向へ繋がればスピーディーに解決に繋がるけれど、それを逆手に虐待したがる悪魔もいるので難しいところですね。



ゴミの話に戻りますが、私は昔は
不燃ごみが集積所を去った後、どの様な段階を踏んで処理されていくのかを細かく知りませんでした。だから、気を遣わない捨て方をしていた物もありました。

しかし、障がい者の方が、私の捨てた不燃ごみ
ベルトコンベアに流されてその中から一つ一つ
誤って捨てた資源ごみを手で回収したり、分別し直す話や、その際に手をよく怪我をすること、
可愛いぬいぐるみがあると、「可愛いから」「かわいそうだから」と持って帰ってくるのよ。と、障がい者の親御さんから聞いて、初めて知る話に自分のしていることの先にどれだけ迷惑をかけているのか、手を煩わせ、悲しい思いも抱かせているのかと、心底反省しました。


こんな風に、私にもまだまだ沢山の勝手な
見えてない裏側、ああするよりはマシでしょ。
きっとこうなるだろうという勝手な憶測。望み。
が、あるんだと思います。



だから、何にも言える立場になんていないとも
思っています。


何か一つの世界を把握して理解が深いからといって偉いわけでも威張っていいわけでもなく。

ただ、誰かは一つでも深く理解している世界があるはずだから、みんなが知ろうとする気持ちを大切にしていけば、少しずつでも過ごしやすい世界に変わっていくだろうな、と考えています。




棄てられたんじゃない。
家出してやったんだ。








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