今週のお題「こぼしたもの」
こんにちは♪
気持ちいい秋晴れのちぃ八重茶地方です。
ショッピングカート型爪研ぎからこぼれてる茶々さんです。
さて、はてなブログの今週のお題というものに
初チャレンジして書いてみたいと思います。
今週のお題は、「こぼしたもの」
こぼしたものと言われて思い出すシーンがあります。
それは、旦那の両親と、まだ幼い長女を連れて
レストランへ行った時のことでした。
ふと気がつくと、旦那の両親がテーブルを拭いています。
「?」
どうも、娘がお冷のグラスを倒してしまったようで、テーブルが水浸しになってしまっていました。それを、黙って義父母が拭いていたのです。
それにやっと気づいた私は慌てて
「わ!すみません!!ごめんなさい!
◯◯、コラっ!」と、騒ぎながら一緒に拭き始めたのですが、
義父母は、「ここにグラスを置いておいたのが悪かったんだよね、危なかったよね。服は大丈夫?」
と言われました。
ふむふむ、普通の会話よね。
そう思える方が大勢いることが、今は理解できるし、何ならそれが当然の大人の口から出る言葉なのだとも思えるのですが、当時の私にはとてつもなく衝撃的な出来事でした。
私の両親は、食事中
「ほら、よそ見してるとこぼすよ!」
「気をつけないと味噌汁こぼすよ!!」
「あーっ!!こぼれてる!こぼれてる!」
一年中そんなことばかり言われていて、
外出先でソフトクリームを買って貰えば
「あーっ!!早く食べないと垂れるーっ!!」
「あーっ!!反対側から垂れるよっ!!」
などと言われ、
とにかく食事をして何かをこぼしてしまうことや
服を汚してしまうことや、手を汚してしまうことへの注意が半端なかったのです。
なので、もし同じ状況で私の両親がいたとしたら
「あーっ!!お冷倒したっ!!
あーあ!ったく!!ちゃんと見てないからー!」
「ほらっ!早く拭いて!拭いて!拭くやつもらって来て!ほらっ!早く早く!拭いて拭いて拭いて!」
こんなセリフを5分位吐きまくっていたと思います。笑
そんな両親の元で育っていたので、
黙って拭いている義父母を見て心底驚き、こんな所にグラスを置いておいた大人の私たちが悪かったね、ごめんね、大丈夫かい?と言ったセリフが口から出てくるなんて、なーぁんて素敵な両親なんだ!!と、思ったものでした。
あぁ、だから旦那は何があってもぎゃーぎゃー
慌てないのか。
注意されながら食事をして、こぼそうものなら
烈火の如く叱られて育った実家とは大違いだわ。
普通、叱られるものだろう、そう思っていた私でしたが、気をつける様にある程度は注意をしたとしても、もし何かをこぼしてしまった時、義父母の様に黙って拭いてあげられる親でありたいなぁと思いました。
娘たちが大きくなって、
「ねぇ、ママってアイス食べるの早くない?」
と言われることがありました。
「そう?普通じゃない?」
自分の中で人よりアイスを食べ終えるのが早いと思ったことなどなかったです。
けれど、
「ママ、アイスもう食べちゃったの?」
と、いつもいつも言われ、
「ママのアイスの一口ってすごい!」
と、一口に食べる量が多いからなのだとまで分析され始めた頃、よくよく考えてみたら、
あぁ、アイスやソフトクリームは垂れる!垂れてる!と、いつも叱られるので、叱られまいと
急いで食べなくては!と必死になり、ある時
ちまちま食べてないで、アイスもソフトクリームも一回に口に入れる量を沢山にすれば溶け出す前に食べられて、垂れなくて、叱られないぞ!?
と気づいて、それからというもの、こぼさない、垂れない早い食べ方を編み出し、実践していたこと、それが大人になった今も変わっていないなぁと気づきました。
娘たちは、「冷凍庫から出したばかりのアイスは固すぎるからちょっと置いておく。」なんて
言うけれど、そんなことをしたことが人生で一度もないし、カチコチのアイスに彫刻刀やのみを刺すかのごとくスプーンを渾身の力を込めて割り入れ、目を白黒させながら食べる位の量を一口で食べないと、「こぼす!垂れる!」という言葉をこれでもかと両親からこぼされた私は、叱られまいという一心で身につけたおかしな食べ方がシミついてまったく落ちません。
ソフトクリームなんて三口で食べられます。笑
茶々はカリカリをよくこぼすよ。