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ちいさなちぃちゃん

ピアノが弾けて猫がいればそれで十分なのです。

母性

こんにちは♪


玄関先にチューリップが咲きました。

ん?

んーー??

こんな色だったっけ???


確かに毎年ここにチューリップが咲くけれど
こんな色ではなかったので驚きました🫢

チューリップの園芸品種は遺伝子的に不安定で、環境によって先祖返りともいわれる元の品種に戻る現象がみられるのですが、それにしてもこの色合い…

ここの花壇の下には我が家の歴代ペットたちが眠っていて、去年金魚のまつりを葬りました。


「チューリップの色さ、こんな色じゃなかったよね?まつりかな?」

と、庭にいた二女に話かけてみると



「うん、思った。」



長年共に過ごしてくれた
ちょい、みこし、まつりの3匹が
ここに揃ってチューリップの色で伝えてきてくれたように思えました。




昨日のブログで、何かにつけ相談されたり
休んだり、いきなり辞めようとしてみたり
やる気に溢れてみたりする気持ちがせっかちな
生徒さんの話を書きました。

当たり前ですが、生徒は一人一人個性があって
共通して「ピアノが好き」という点で繋がっていて
皆それぞれ大切な存在ではあるのですが、その保護者の方々というのも又それぞれでして。


前に本でも読み、映画も観たことがあるものに
「母性」という作品がありました。

その作品に触れて感じたのは

「あぁ、女性って究極、母派か娘派に別れてるな。」

ということでした。
それは今も思っているけれど

そのくくりで人を見るだけではなく、

この人の1番の大切にしている個性的な母性ってどこだろう?という視点で生徒の母を見ると、

なんか、全部許せちゃうんですよね。
許すなんて上から目線的で嫌な言い方だけど、

だってさ、母親がレッスン日を忘れて連れてこなかったとか、母親が起きられなくて遅刻してきたとか、あるわけですよ。

逆に、しっかり者のお母さんもいますよ。
日時を間違えたことなどなく、行儀が悪ければ
すぐに子どもに注意をし、身なりもいつもきちんとして…でも、お?そこは抜けてるんだ?という所もあったり。

私もそうだけれど、みんな違いますよね。

で、何が言いたいのかというとです。


結局、私が最近感じているのは
子どもの機嫌がいいか。
究極、それが子どもにとって一番かなぁって思うようになりました。

時間を忘れてしまおうが
月謝を持たせ忘れようが
子どもの機嫌が良いというのは
母親のメンタルってかなり「今」だけに生きていて
今を楽しんでいて、自分自身がご機嫌なんじゃないかなと思います。


様々なことを前後して考えて同時に行動できる人
は良くも悪くも心配事が多くて、神経も大変疲れていて余裕がない場合が多くてそれが子どもにも伝わったり、同じように行動するように促されたりもするものだから、子どもも疲れていて、すっからかんとした機嫌の良さは感じられないんですよね。


これは本当に究極の話だけれど

子どもの幸せという点において考えると
社会生活的には抜けててもいいから
母ちゃんがごきげん♪だから、ボクもワタシも
ごきげん♪なんじゃないかな。


猫も、茶々みたいな穏やかで怖がりじゃない性格は、母猫が安全な場所でストレスなく授乳も子育てもできると、お気楽な性格の猫に育つんだそうです。


八重ちゃんは外育ちだったし、安全安心な環境だったら死にかけていたりしなかったわけだしね。
ビビりでも仕方ないんだろうな。

母猫としては子育てをする上で警戒心が強くなるので、雌猫の方が警戒心が強く、怖がりな猫が多いそうですが、怖がらずに子育てできたらそれはそれで幸せですもんね。


これがもっと若い頃の私だったら
習い事への姿勢がキチンとしていない母親に対して、プンスカしていたと思うけれど、最近は
子どもが機嫌よくピアノを弾けているならば
それの方が幸せなことだよなぁと思うようになりました。少々抜けてるお母さんでも。


かなり、約束ごとにおいて抜け気味な母親が
迎えにきて帰り際、ある病院の先生の話を始め、
「この症状でコロナなわけないだろうと、検査をしてもらえなかったんです。」と、私に言った時、
生徒が「なんか偉そうな態度の人だったよね」
と、母に向かって話した時、パッと子どもを抱きしめながら、子どもの口に手を覆って

「ねぇ、だめ。そんな風に言わないで。そういう風に思わないで。」

と言ったその手も声も
人に対しての心の持ち方も美しくて


なんか、全部いいや。って思えました。


この人、本当に色々忘れちゃうだけで
こういった心の伝え方をするお母さんなら
大丈夫だわ、と。



あの場面で、
「ねっ!!本当偉そうな先生で参ったよね!
そうだったんですよ!先生!」

なんて言われてたら、


どの口が言ってんだ!

って思ったのだろうけど。



私の娘たちが小学校低学年の頃の私だったら

「こらっ、そんな風に言っちゃいけません。」


までは言えても


人前で娘を抱きしめながら「そんな風に思わないで」とは言えなかったです。


尊敬です。


人には色んな母性があって
子どもを守り伝えていきたいことがあるんだけど
残念に思うことがあっても人を憎まない
そんな心を持たないで過ごす術を持たせる母性
素敵です。その生徒はいつもごきげんで、私によく色んな話をしてくれて、やはり話の内容が
ひたすら優しいです。
この幼さで、こんな考えにいたるのか??と
思うほど優しい彼女のお話はまた今度。













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