にほんブログ村 猫ブログ MIXサバトラ猫へ
にほんブログ村

ちいさなちぃちゃん

ピアノが弾けて猫がいればそれで十分なのです。

命の長さ

こんにちは♪

冷たい北風吹くちぃ八重茶地方です。

暖かい日が続いていたかと思ったけれど
また寒くて三寒四温で寒暖繰り返していますね。


昨日、旦那の暮らしている先で飼っていた猫の
アリが天国へ旅立ちました。




震災で野良化した父親猫と、外に出して飼っていた近所の家の母親猫の間に生まれたアリちゃんたち。
旦那の仕事場で生まれ、母猫と子猫を連れて
飼い主の元へ届けると母猫だけ引き取られ、
子猫は返されました。
ただ、その子たちの生まれた日が私と同じ誕生日だったので、「それは大切に育てないとね」
と言ったのを覚えています。

当時、8匹も育てていた為1匹でも我が家の子として迎えようかという話になり、連れて来られたのがアリでした。

人懐こくて、抱っこもできて、
ちぃちゃんとは少しずつ慣れていけそうだったのですが、旦那がお正月休み明け仕事先へ帰ってしまうと、鳴き止まなくなってしまいました。当然ですが…。
色々な所で粗相するようにもなり、その姿を見て可哀想の気持ちの方が勝ってしまい、再び旦那の元へ戻ったのでした。
良かれと思ったことだったとはいえ、振り回してストレスを掛けてしまったことも可哀想なことをしてしまったと思いました。
その後はまた、きょうだい猫たちと仲良く平和に過ごせていたのですが、急に体調が悪くなり
病院から連絡が来て駆けつけた時はまだ息があったけれど、旦那の顔を見てから天国へ旅だったのだそうです。



アリちゃんは旦那と過ごす縁だった子なんだとあらためて思いました。


9歳でした。


まだ9歳か…。

そう思いましたが、何歳であっても別れは辛いです。

何歳でも。

子猫でも、5歳でも、10歳でも、20歳でも。

せめて、あと何年。そう思っても
別れはつらい。


私たち飼い主は、この愛くるしい存在と
いつ別れが来てもめちゃくちゃつらいし
私たちより早くいなくなるとわかっていながら
過ごしているんですよね。

目を背けて。


考えないようにして。



毎日はあたりまえじゃないのに。



動物の保護活動をしている知り合いの方は
育てている犬猫が亡くなっても絶対に泣かないと言っています。何の悔いもないと。

それは、彼女が毎日「生かす」ことに
心血を注いで、真正面から向き合って
育てているからだと思っています。

私なんかが見聞きして、想像している
何万倍も向き合っているからなんだと思います。


父も、祖母が亡くなった葬儀の時

「今、泣いてる奴らは後悔してる奴らだ。」

と私に言いました。


姿がなくなってしまった
という悲しみを感じているもっと向こう側の
世界にちゃんといるんだと思います。



私はだめだ。


後悔ばかり。


でも、それが愚かな人間という生き物だと
思っているし、その境地にいくために生まれてきているのだと思っていて、死を無駄にしないで、いつか泣かずに見送れる自分になりたいとは思っています。


その時、命は長さではないと思えるのだと
思います。


にほんブログ村 猫ブログ MIXサバトラ猫へ
にほんブログ村