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ちいさなちぃちゃん

ピアノが弾けて猫がいればそれで十分なのです。

違和感は大切なんだね①

こんにちは♪
ちいさなちぃちゃんをいつも読んでくださり
どうもありがとうございます。

このブログを初めて5年弱が経ちました。

始めたきっかけは、仕事場の人間関係に違和感を感じ、その場に身を置き続けることが馬鹿馬鹿しくなり辞めたことがきっかけでした。


↑ブログを始めた頃のちぃちゃん


内面と向き合いながら、好きなように思いを呟いて、ちぃちゃんを通して動物対話のことなどを発信できたらいいなぁとぼんやりとした輪郭でスタートさせました。


私にとっての節目は、いつも違和感を
取り除いた時なような気がしています。

何かアクシデントが起きたり、家族に何かが起こったことではなく。




さて、と。



以前、





弾きたいのは誰だ? - ちいさなちぃちゃん


この記事を書いたことがありました。

今日あらためて読み返したのですが、

私、バカなの???

もう、私にツッコミどころ満載です。
何度も引っかかっているのに、
何度も警告アラームがなってたのに、
自覚もしていたのに。

ちゃんと書いてるじゃん。

あー、だめなやつだ。

両者に無理がある。

と。



そして、

言いたいことを言えるために - ちいさなちぃちゃん



ここでも、ちゃんと書いてるよ私。

希望は、「弾けるようになりたい」
思っている子のお手伝いをしたい。

というのが本音です。


「弾ける子にしてくれ。」という親の希望の
手伝いは本意ではないです。




どうして心の声を聴けてるのに無視したかなぁ…。



無視した結果、ストレスでした。(-。-;


ピアノが弾ける子にさせたい親が、習いたくもない子どもを連れて
家族3人で体験レッスンに来て、質問、相談にのり、手作り教材やお土産をもらって黙って帰ろうとしたので、どうするのか1週間を目処に
お返事くださいね。と、帰すも、
1週間音沙汰なし。
嘘でもいいから断りの連絡くらい入れろよ!
と思いつつ、縁はなかったな。
と、日常に戻って3ヶ月以上経った頃、
「お願いします」と連絡が来た。
はぁぁ?今頃?非常識すぎない?→ここで断ればよかったものを、
受け入れてしまう。(何故。)(馬鹿。)

初回レッスン日、入会金と月謝、教材費を
レジ袋に入れ、ポケットから取り出し渡されドン引きする。 (ほら)

レッスン日ギリギリで幼稚園の行事だから振替してだの、マスクを忘れて来たり、鼻水ダラダラで来たり、楽譜を忘れて来たりする。(ほら)

一年経ってもピアノを買わず、裏に住む祖母の電子ピアノか、アンパンマンのおもちゃの鍵盤で練習していたが、ここ数ヶ月はまったく練習せずに平気で毎週来ていた。(ほら)



その子はとても賢い子だった。
話す言葉も、言い回しからも知能の高さを感じていた。ピアノを弾くよりも、鉛筆を握りワークをこなしていくことを好んでいた。あっという間に一冊終わってしまった。

ある時から、「先生と見たいんだ」と言ってきかないんです。と、図鑑をほぼ毎回持ってくるようになった。
多分、私が楽器の図鑑を見せて楽器の名前や仕組みを教えてあげた時間があったからだと思う。

ピアノを弾く気がないけれど、先生とのおしゃべりは楽しい彼は一生懸命図鑑のページを開いては私に、「この中でどれが好き?」と聞き
「えー、これもいいし、これもいいなー」
などと言いながら私は常に時計の針をみていた。5分前に来るものだから、5分無駄話をしても、やっと開始時刻。ノートをやろうか、と言ってト音記号や音符を書いていく。終わりに近づくとピアノを弾かなくてはならないことが分かっているので、彼は音符を変身させてヘビを描いたり、恐竜を描いたりした。
私は、この子がピアノを弾きたくないことがよく分かっていたけれど、カタチとして弾かせなければならなかった。「ねぇ?ピアノ弾こう?
弾けばノートに弾きましたよ。って書けるんだけど。」「がんばって弾きましたよって書いといてよ。」こんなやりとりをする程に私たち2人のレッスン時間は、この子の「親のため」の時間潰しだった。

とても賢い子だったので、音符と指番号の理解は早くて、キチンと楽譜を見ながら弾く子だった。でも、まったく音楽にはなっていなかった。文章をパソコンのキーボードで叩いているか計算機で計算をしているだけの行為に過ぎなかった。知っているメロディが奏でられて楽しい♪を知ってもらいたくて、手っ取り早く感じてもらったのは、マクドナルドのポテトが揚がったことを告げる音「ソファソ ソファソ」
それは面白そうに弾いていた。けれど、音楽が好きな子ではないのは私にはよく分かっていた。それでも、私たちはカタチ上なんとか毎週30分ピアノ教室でやることをやっていた。
私たちはお互いを理解し合っていたので、段々素直になって来て、ある時彼は寝たふりを始めるようになった。本当に眠くて仕方ない日もあったからみたいで、目に見えてカタチが柔らかくなってきた。そしてついに、一回もピアノに触れない日が来た。さすがにその時は迎えに来た父親にそのことを正直に伝えると、
「最近、わがままなんです。」と困っていた。
がんばれ!わがまま。
そんな頃だったか、彼は私に言った。

「ボクは恐竜と昆虫が好きなんだよ。」


うん、知ってる。

この子との約1年間で私の恐竜の知識は増えたし、私は彼がカブトムシとクワガタを飼っていることを知っていて、それは買ってきたものだということも知っていたから、私が親だったらこんな所に連れて来ないで、早朝クヌギやコナラの木に見つけに行くのにと思った。

「今日はピアノ弾けばアイス買ってくれるんだ。」暑かったその日アイスが食べたかった彼は親との交換条件を果たす為私が言うままに2曲の童謡を計算式の様に叩いていた。
その時、
ピアノの鍵盤を押すと、ハンマーが上がって弦に当たり、音が鳴っているんじゃないか?と
自分で気づいた彼は一生懸命ハンマーの動きを見て楽しんでいたので、私も一生懸命ピアノの音のなる仕組みを見せてあげて親の迎えまでの時間をつないだ。

これが、彼との最後のレッスンだった。

迎えに来た父親に「アイスの力は大きいですね。」と言った。

彼は最後の日も抱っこされて帰っていった。


何故、これが最後のレッスンになってしまったのかは、母親が教室の規約を逆手に嘘をついて
振替レッスンを私にさせていたことが判明し、
ラインでやりとりをしていたのだけれど、肝心な「嘘をついたこと」に触れて来ず
その説明と謝罪をいただかないことには、今後気持ち良くレッスンは出来ないと思い、電話したところ、冷静に話せる精神状態ではない母が
妙に甲高い声で元気よく
「こじれちゃいましたねぇ!私ぃ、またやらかすと思うのでぇ、辞めますぅ!」と言ったのだった。(ほらやっぱり)



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