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ちいさなちぃちゃん

ピアノが弾けて猫がいればそれで十分なのです。

かならず終わるから

今年も残すところ6日となりました。

今年はあっという間でした。

身内の入院が多く色々な思いを抱えましたが
不安や心配や悲しみの分、助けられもした1年でした。


辛い 悲しい さみしい出来事は
とても良くない出来事と思われるけれど
辛い出来事が起きないと気づかないことが
沢山あって、例えば今まであたりまえにあると思っていた何かや、暖かい気遣い。
それらに気づかないでこれからを過ごす自分と
気づいて過ごしていける自分では、
気付けている自分の方がいいわけで、そうなると最初の辛い出来事は、良い結果をもたらしてくれるための、気づくための出来事だと捉えられるようになって来ました。

それらは頭では分かっているつもりでしたが
身をもって新たに経験したことが沢山の1年でした。


私は、何事にも必ず終わりが来ることを
悲観的ではなく、それが常であることを
冷静に受け止めて落ち着いて過ごすことを
心掛けています。

ワクワクするような嬉しくて楽しみなことも
過剰に期待せず

ドキドキするような不安や心配、孤独と思える戦いも悲観せず

どちらかに振り幅の広い出来事を前に
臆せず過ごすために、「終わりがある」を
必ず肝に命じて過ごすようにしています。

それでも、起きた感情は
そう感じたのか。と、ただ味わい
しかし終わったことだと「今」に集中して
目の前のことを扱いたい様に扱う。
なるべくなら丁寧に、シンプルに、素直に。


そんな過ごし方をいとも簡単にしているのは
やはりちぃちゃんと 子供だなぁと感じる毎日。


でも私は猫でもこどもでもないから
「感謝」をすること で近づくしかないです。


身内の病やけがを治してくれた病院の方々

身内の辛さに耳を傾けてくれた方々

寄り添う家族に耳を傾けてくれた方々

病やけがと向き合った身内の勇気

様々な場面で差し伸べられた救いの手や声

それぞれに頑張っている人達から貰ったパワー

癒された景色、花々、自然、音楽

みんな美しい心で出来ていているから
私までうっかり心が美しくなったものです


神様を恨む程泣いた日もありました


でも神様のことです
乗り越えた先の景色を見せてくれるのでしょう


長女がまだ幼稚園生の時
シューベルト即興曲90-2を練習していた時

「この曲、やってればいつかは終わるんだよね?」と 当時の先生に言ったことがありました。そう感じるのも無理はありません。
幼稚園生にとったらとてつもなく長すぎる曲でした
でも、「終わるんだよね?」と言った長女を
先生と私で感心し合ったものでした





「必ず終わる」

そのことが分かっていれば越えられる