「すごーく、よく喋るんですよね。
伝えたいことがどれだけあるのかなぁって
いつも思っているんですけど。」
目と目が合ったらとりあえず、ニャー。
対話士さん「あの、いわゆる私達のお茶飲み話。」
「お喋りが好き」
対話士さん「うん、そう。 『今日は天気がいいねぇ。とか、寒いねぇ。ストーブつけないの？
お腹空かない？ご飯はまだ？』なんてのもありつつ、時々 お姉ちゃん達最近どうかな？とか
ママが考えてること、それぞれが考えてることをこの子は先に拾ってくれてるので
〇〇でさぁ～ とか、 ふんふんとか、
そんな下らない！とか。
それで、表現がこれだけ上手だから、
ワーって先に言ってこられて
何言ってるのか分からない って思ったら、
『これを聞いてる？おやつのこと？
私の相談にのってくれてるの？それともお外に行きたい？』
で、『うん！』っていう時は
じっ…と 見ます。
『いや、違うよ』って時は、もう1回同じ調子で言います。
例えば、これが黒いペンじゃないですか？
で、『これ、黒いペンだよね？』
って私が言ってるのに、『え、赤でしょ。』
って言われたとするじゃないですか。
そしたら私は、『いやいや、黒でしょ。』って言います。
だけど 『黒だよね？』って言われたら
『うん』だけで、2度は言わないです。
それと同じことをこの子達もしますから
何回も聞いて黙ったら、今のが正解。って思って頂ければ。
それが、相手が動物なので動物と対話をする。
『動物対話』なんです。そんなに難しいことじゃない。」
うん。そう、正解。
そうかぁ、言われてみれば です。
違うよ！こうだよ！と、伝えたいことが
あるから伝わるまで一生懸命伝えてるわけですものね。
このお話を聞いてからは、何を伝えたくて
鳴いてるんだ？と、思ったら 色々と聞いてみています。するとやはり「それ。」っていう時に
「！」って顔をして黙るんですよね。
「そう。」って、目を瞑ります。
この事を知って、ちぃちゃんの言いたいことが
分かるようになれたことはとても嬉しく、楽しいことです。
ご飯が欲しい時や、美味しかった♡
抱っこして♪遊ぼ！と甘えに来た時や、
トイレしたから掃除よろしく。
まだ、ベランダにいるー。
ドア開けてー。なんかは鳴き方で分かるけれど、そういった私が考えつくちぃちゃんからの「要望」以外にも、想像以上の会話を実はしてくれていて、それが分かるってやはり楽しいものです。まだまだ分からないことだらけですが、ちぃちゃんの方が日本語で話し掛けてくれたこともあります。猫飼いさんならば、うんうん、あるある。と経験があると思うのですが、
今までで一番驚いたのが、
長女と私で次女の話をしていた時でした。
次女がその時出かけていて居ないために
どうしようか？と、二人で考えていた時です。
「いいよ！」
!!
ちぃちゃんが意見したー！
長女も私も、今ちぃちゃん いいよって
言わなかった？とか そう聞こえたよね？
と確認し合うレベルではなく、
二人ともちぃちゃんのハッキリとした
「いいよ！」を聞いてしまったことに
驚いて、さらにその、いいよ！は、
いいね。のいいよ ではなくて、
そんな気を使わないでいいよ！
居ないんだからいいよ！
の、ノー！の、「いいよ！」 (^_^;)
次女の気持ちが分かるからか
次女とは同等な仲間だと思っているからこその
ちぃちゃんからの代弁だったのだと思います。
「毎日 小さい 小さい 言ってるけどさー
ちぃだって毎日言ってることあるのわかってるー？」
猫側は人間の話を相当理解して、それに対しての気持ちもちゃんと抱いてるんですよね。
掛かりつけの動物病院の先生も、
「人間の会話の8割は理解してるからね。」
ってよく言います。
私達も分かるはず。分からないのは、分かりっこない、分かろうとしないからなんだと思います。もっと、ちぃちゃんに視線を合わせて
思いを理解して過ごせたらどんなに楽しいだろうと思います。
