にほんブログ村 猫ブログ MIXサバトラ猫へ
にほんブログ村

ちいさなちぃちゃん

ピアノが弾けて猫がいればそれで十分なのです。

動物、人への虐待に対する思い

日々のニュースからは、乳児や幼児、老人への虐待の事件を見聞きし、インターネット上では動物虐待の画像や動画を目にする事があります。

3年前位前だったでしょうか、ツイッターの猫アカのフォロワーさんから勧められてあるカフェ経営の方をフォローさせていただきました。
その、カフェ経営の方がある日レストランへ行くと、お父さんが子供の男の子を説教して頭を叩いたのを見てしまった。とても気分が悪かった。と、ツイートしていました。
そのツイートに、元からの猫アカのフォロワーさんは、「もし、じぶんがそこにいたらその父親を殴っていた。」とリプしていました。

私は、もし、自分がその場に居合わせたら、
手を出してしまっている父親に気持ちが行きます。

「なぜだろう。」と。

何故、家族で休みの日に息子を連れて、
食事に来た先で、愛すべき息子に手をあげるのか?
その答えは、
家族で休みの日に息子を連れて、食事に来た先で、愛すべき息子に手をあげなくては生きていられない程の理由がそのお父さんが抱えているからなんだと思っています。

なぜ、こんなことがよくも出来るわ。
といった、事件に対する思いを聞くけれど、
私は、もう一歩踏み込んで考えてみたい。
なぜ?の先。ただ、虐待行為をする者を非難するのではなくて、虐待行為をする者を1人でも救わなければ、虐待行為の被害者は居なくならないのでは、と。

叩かれた男の子に、優しく
「痛かったね」
「大丈夫よ」となだめてあげる言葉も、
優しく撫でてあげる手も、沢山いると思うんです。
でも、愛する息子の頭を叩いたお父さんに
「叩きたくなんかないよね?」
「叩きたくなんかなかったよね?」
と、叩いた手に語りかけてあげる人は
このお父さんに一体何人いるんでしょう?

私は、この場に居合わせたとして
このお父さんを殴るのではなくて
抱きしめる自分でありたいと、ツイッター上で
呟きました。

殴ったお父さんを殴り返す様な人の為に
温かな出来たての食事を提供するカフェよりも、私は冷めてしまうかも知れなくても思いを込めて作れるのならば刑務所の料理を作る側でいたい。そんな内容のツイートを気持ちを晴らしたくて呟いていました。
その方は私のツイートに呆れ、よっぽど頭がおかしいとでも思った様でしたが。

でも、思うのです。

虐待をDVを殺人を犯してしまうまでの
その人の人生に、暖かさはどれだけ与えられたの?どれだけの愛の手があったの?周りは、家族はどうだったの?と。

起こってしまった悲しい現実は悲劇です。

でもそこで、起こしてしまう罪に厳しい罰を設けて繰り返さない様にする事よりも、
そこに至らせない人と人との関わりにもっと多くの人が関心を持って過ごせたならな…。
と、思うのです。

生まれつきの悪魔はいないと思うのです。

つい最近も、自分と同じ大学に息子二人が入学し、嬉しく誇らしげにしていた父親が、息子さんに殺されてしまう事件がありましたが、
日頃から、そのお父さんにはDVがあり、説教も長かったとの事ですが、何故そんな父親になってしまったのか。その、背景。
そこを理解して、そこにたどり着いてしまったお父さんにそんな事をしなくてもいいのだよと、教えられる誰か。気付けた誰か。は
居たはずだと思うのです。

世の中には、沢山の人が居て
様々な立場で色々な人の役に立っています。

こういった事件は昔よりうんと多種のメディアから情報として入り、様々な意見も飛び合い
大勢の人が関心を持てています。
どうしても、非難ばかりする人が目立つものですが、非難する方以上に背景に目を向け、
日常にあてはめて考えている方々が実は多くて
叩いたお父さんの手に、殴り返して分からせるのではなく、語りかけることの出来る人は沢山居るんじゃないかと思うし、
世の中はいい方向へと向かっているのでは、
と、思っているし、変わっていくと信じていたいです。