いよいよ動物対話士さんとお会いする日当日。
ちぃちゃんはお店へ向かう途中、不安な様子と鳴き声。
お店へ入っても、他の動物達や匂いに落ち着けない様子です。
さぁ、ちぃちゃん呼ばれて、動物対話士さんと
初めましてです。
動物対話士さんはにこやかに出迎えてくれました。スタイルといい、「無駄がない」と
言い表したくなる、沢山の経験から大切なものだけが芯を持って居る。そんな方に見受けられました。
まずは、ちぃちゃんが我が家へ来た時の話を伝え、うちに来るまでの事を教えていただきたい旨を伝えました。
最初に伝えてくれたちぃちゃんのそれまでの背景はこうでした。
「多頭飼いされていた様ですね。ちぃちゃんを入れて3匹だったんですね。そこへ、4匹目のコが来た。そのコが折り合いが悪くて…一緒にいたくなくて嫌になって、出ちゃったんですね。」
「ただ…爪が切られていたことを聞くと
何故、探さなかったのか？と、思うんですが
ちぃちゃん、前の家の話を聞こうとすると
そっぽ向いちゃうんですね。
前の家が嫌で自分の意思で出て行った様ですから、 …って私が言うと、ちぃちゃんこっち向くのねぇ。
そうねぇ。って、ちゃんとこっち向くんですよ。正面向いてくれます。
何かに驚いて飛び出しちゃったとか、脱走とか
そういうことではなくて、いわゆる家出ですね。意思を持って、出たそうですね。
うん、そう。ってこっち向きますね。
ちぃちゃん、前のお家の話されるの、嫌？
前のお家のことは全然そっぽ向いちゃって話してくれないですね。
飼い主さんにもよくされなかったかなぁぁ。」
これが、始まってすぐ。2、3分に
教えて貰えた背景でした。
すごいです。まったく、想像もしていませんでしたし、伝わったこともありませんでした。
前の家の環境が嫌で、ちぃちゃん家出して来たとは！です。
そして、その後の外生活の話をしてくれました。
「外生活は相当キツかったですね。人に追いやられ、猫にも追いやられ。結構しんどかった、大変でしたね。」
ちぃちゃん、毎日の暖かな場所とごはんと仲間を捨ててまで、どうして我が家に来たの？
それはもう少しお話が進んでから、分かるのでした。
