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ちいさなちぃちゃん

ピアノが弾けて猫がいればそれで十分なのです。

ちぃちゃんとの出会い⑦大切にされていたのか?

ちぃちゃんの白血病エイズの検査は陰性で、
お腹に虫もいませんでした。保護した時は外猫だったし病気持ちの可能性は大だろうと思っていたので全く以外な結果でしたが、今思えば
ちぃちゃんは元は飼い猫で1、2ヶ月の間、外の暮らし方も分からず、ゴミを漁るでもなく鳥を捕まえるでもなく、誰かが猫缶を開けて差し出してくれるのを待っていたわけですからお腹には虫も何もいなかったのだと思います。
ただ、気になったのは動物病院の先生が言っていた、お腹の張りでした。妊娠なのか否か。
体重がどんどん勢いよく増える様ならいずれにしても2.3週間後には来る様に言われていました。こんなにガリガリで食べれてなかったコが
体重増えるのは当然でしょうと思いはしましたが、お腹がぐんぐん膨らむ感じはありませんでした。
ところが、クリスマスの頃でした。
なお〜ん! なお〜ん! ちぃちゃん発情してるではないですか⁉︎
ん、ん、んー? 妊娠してはいないことが
ここで判明です。しかし、2歳位と言われたちぃちゃんが避妊されておらずに、発情している。
お腹の張りは??これは病院へ行かねばです。
年明け早々に病院へ連絡をし、避妊手術をお願いしたい旨を伝えると、予約が立て込んでいてかなり日程は先を告げられました。
家には、大きな手術をして退院したばかりの義父さんがいて、発情期特有の鳴き声で静かに安眠を保てないのでなるべく早くお願い出来たら助かると無理を承知で伝えると、それなら話は別ですと、手術スケジュールの合間にちぃちゃんの手術をして頂く事が出来ました。本来の手術時間を遅れて開始することになった飼い主さんの理解ある快諾にはとても感謝しました。
ちぃちゃんが手術に耐えられるかの色々な検査は無事通過、女の子なので1日の入院でした。
ちぃちゃんに励ましの言葉と、明日迎えに来るから安心していてねと伝え我が家へ帰り、手術の時間を時計を見ながらドキドキしていました。そこへ、病院から一本の電話が鳴りました。「ちぃちゃん、手術は無事に終わりました。ただですね、」

ただですね?

やめて。何?

「卵巣水腫でした。」

卵巣に水が溜まっていたそうです。
それが、先生の手に感じた張りの謎の正体でした。卵巣も摘出したこと、ちぃちゃんは無事なことを聞き安堵しその日は入院したちぃちゃんでした。

翌日、ちぃちゃんを迎えに次女と診察室へ入ると、看護士さんに
「あのぅぅ、ちぃちゃんですね‥。」

やめて。又っ何ぃぃ?

病院で「実はですね」とか「それがなんですが」とか言われるの、心臓に良くないです(^_^;)

はい。

エリザベスカラーをどうにか取りたくて、
一生懸命外そうとして、気づいた時に見たら
爪が取れて全部の爪から出血しちゃってるんです。‥見たらショッキングだと思うので先にお話させていただきました‥。」

その後は外せない様に結合部分をガムテープで巻いて爪が引っかからないように処置してくれた様でした。

その後、先生とお会いし、卵巣水腫だった卵巣を見せてもらいました。


よく頑張ったね


エリカラ取りたかったのね。
入院中、スタッフが通る度に鳴いて文句を言っていたんだそうです。

(涙)
こんなになるまで。
置いて行かれちゃったかと思ったのかな…。


ちぃちゃんは この時およそ、2歳前後。
避妊手術されておらず、卵巣水腫だった。
元の飼い主さん、病院に連れて行ったりしたことなかったのかな…。大切にされていなかったの?ちぃちゃん。
それとも、高齢の方に飼われていたのかな…。

無事に手術は終わり、3ヶ月が経ち
警察にも元飼い主からの届け出もなく
正式にちぃちゃんは我が家の一員となり
穏やかな日々が流れましたが、
私の中ではどうしても
うちに来るまでのちぃちゃんの暮らし、
うち来た経緯が気になりながら
過ごしていっていたのでした。