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ちいさなちぃちゃん

ピアノが弾けて猫がいればそれで十分なのです。

ちぃちゃんとの出会い⑥警察へ

病院で処置してもらい、いよいよ家の中に。
慌てたり怖がったりするでもなく、私や娘達の膝の上で寛いでいました。

学校から帰って来てちぃちゃんが居たことで
喜んでいる娘達に、病院での事、
これから飼い主が本当に探していないのかきちんと警察や動物愛護センターに問い合わせてみて、警察では我が家でこのコを保護しているという手続きをする。足りない飼育用品を買いに行って来るから、2人でこのコの名前を考えておいて。と告げ、

当時我が家では義父さんが入院していたので
お見舞いに行っている義母さんと義父さんに
退院したら、猫ちゃんがいますからね。と
伝えました。義母さんはずっと猫のいる生活をしていたし、義父さんも心広く優しい人なので
問題は無し。
旦那は仕事先で8匹の猫を育て猫用の家まで建てた程の猫好きなので、もちろん反対する理由は無し。
家族みんながちぃちゃんを暖かく迎えいれてくれました。

買い物から帰宅して娘達から
名前を聞くと「ちぃちゃん」とのこと。
候補には、絵本のスイミーからスイちゃん
もあったそうですが、話し合った結果
ちぃちゃんに。

私は、このちぃちゃんがとても可愛く
愛おしく、家族としてずっと仲良く暮らしたい気持ちを持つと同時に

探している飼い主がいるんじゃないか
どこへ行ってしまったのかと泣いて探している飼い主がいるんじゃないか
まさか、ちぃちゃんは捨てられてしまったのか?
複雑な、切ない思いがどうしても離れず
直ぐに、警察へ連絡をしました。

警察へは、ちぃちゃんの写真を持って来る様に言われていたので、書類を書きながら
我が家に入ってから3日目の
ちぃちゃんの写真を差し出すと、

警官の方から
「随分とリラックスしてますね(^_^;)」
と言われたのが↑この写真です。

確かにお邪魔してます感は感じられない
堂々とした寛ぎ様ではありますね。

警察の方から調べてもらい言われたことは
ちぃちゃんの飼い主は警察に届けは来ておらず探されてないこと。
このまま飼い主が現れなかった場合、3ヶ月後
正式に飼い主となれることを告げられました。
猫は届出上、私は遺失物の拾得者で
いわゆる、「モノ」扱いなんですね。
複雑な思いですが現状の法に則って従うまでですので、淡々と書類を書いて3ヶ月後また来る事を約束し警察を後にしました。

次に、動物愛護センターです。
私の住む地域の動物愛護センターのホームページにはちぃちゃんらしき問い合わせのある猫は載っていませんでしたが、電話をして聞いてみました。告げられたのは、ここでも
ちぃちゃんを探している飼い主はいないという返答でした。ただ、この動物愛護センターのホームページ上に、ちぃちゃんが保護されている事を載せる事は出来ると言われたので、地域と毛色、性別等を伝えて載せて貰いました。

後々、ちぃちゃんは何故我が家に来たのか
動物対話士さんから教わる事になるのですが
この頃は、何も知らなかったので、
ちぃちゃんは帰れないのか?捨てられたのか?
飼い主さんの思いは?分からないまま。
けれども、目の前のちぃちゃんは必死に甘えて来て可愛くて、膝の上で抱っこする度に色々な思いが溢れては涙が勝手に流れる毎日を過ごしていました。