ちぃちゃんが門扉を通ってちょっと失礼!と
挨拶しながらやって来たその鳴き声を
実は私は何日も前から耳にはしていました。
どこで鳴いてるんだろう?
お向かいの家かな?
よく鳴いてるなぁ…。と、気になっていました。
あの鳴き声はこのコだったのね。
割と大きな鳴き声だったので、鳴き声を聞きながらどこだろう、どこからだろうと
気にしながらキッチンに立っていた事を今でもよく思い出します。おそらく、向かいの家辺りからだったと思うのですが、
思い出すと同時に、ただ鳴き声を耳にしていただけの自分を非情だったと責め
寂しく、腹ペコ続きで不安だったちぃちゃんと
1日でも早く会いたかったなぁと思います。
その日は12月1日。昼間日差しがある時間帯はポカポカしていても、朝晩は気温も下がって冷え込みます。
ゴハンにありつけて
あれこれどうやらワタシに気を遣ってくれてると分かったちぃちゃんは
日当たりのいい南側の濡れ縁で
私に抱っこされゴロゴロ、ふみふみ。
ごきげん♪です。
そうこうしているうちに日が沈みかけ
部活を終えた長女が帰宅して、庭で
「可愛い!可愛い!」とちぃちゃんを膝に乗せ
娘達はすでに一緒に暮らしたい気持ちでいっぱい。
どこのコなのか?迷い猫なのか分からなかったけれど、まずは今夜の寒さから守ってあげようと、入るかどうか分からないけれど
ミッフィーの収納ケースに暖かいブランケットを敷いて玄関先に置き、子猫用のカリカリと水を置いて、さて、このコは一晩ここで過ごすのか?
明日の朝もうちにこのコがいたら
保護して病院に連れて行こう。と家族で話し合った夜でした。