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ちいさなちぃちゃん

ピアノが弾けて猫がいればそれで十分なのです。

ちぃちゃんとの出会い① やぁやぁやぁ。

それまで絶えずペットが我が家にはいました。数年間毎年順に亡くなり、泣き止めない程泣いた娘達を目に、さて、おいそれと次のコを迎える気持ちにはならないまま過ごしていた

小梅というコを天国へ見送った年の12月でした。

 

次女の自然科学論文の実験の準備を私と2人、

庭で作業をし終え、後片付けと掃除をしていた時でした。

 

「んニャー!んニャー‼︎ っニャー‼︎」

 

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大きな鳴き声でニャーニャー挨拶をしながら

門扉を通って、すちゃっ と

私の膝の上に乗りました。

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↑これが、その時のちぃちゃんの写真です。

 

ちぃちゃんは、ずっと私の膝の上でゴロゴロ喉を鳴らして、ふみふみ。

ゴロゴロ、ふみふみ。

 

次女と、「痩せてるね…。」

 

「ねぇ、キッチンにツナ缶あるから、ノンオイルだったら持ってきて?」と身動きの取れない私は次女にお願いをして、持ってきてもらいました。

 

よほど腹ペコだったちぃちゃん、

あっという間に完食です。

それを見た私はまた、次女に

「コンビニに行って猫用の缶詰め買ってきてくれる?」とお願いしました。

 

次女は自転車を飛ばして わがまま猫という

マグロの缶詰めを買ってきてくれました。

2個目の缶詰めを完食。

 

缶詰めを開ける音にすかさず反応した

ちぃちゃん。

この音を知っている。

やぁ。やぁ。やぁ!

と挨拶しながら私の膝に飛び乗ったこのコは

飼い猫だったに違いない。

生後半年位の子猫だろう。

 

ただ、私のお腹をひたすら ひたすらに

ふみふみするこのコに何の違和感も感じなかった。そのことだけが確かだったちぃちゃんとの出会いの瞬間でした。

 

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