昨日は春分の日
春の彼岸、久しぶりに父方のお墓参りしてきました。
水元公園にお寺があるので公園に寄りました。
水辺の鳥たちが沢山。
大寒桜が満開です。
お墓に眠る父方の祖父母とは一緒に暮らしていた時期もあり、思い出すと会いたくなります。
祖父は物静かで優しく手先の器用なおじいちゃんでした。幼稚園まで送ってくれたり、一緒に折り紙や塗り絵をしたり遊んだ思い出が沢山です。花が大好きでとても上手に育てていました。
祖母は明るく知的なおばあちゃんでした。
幼稚園児の私相手に戦争の話を事細かく真剣にしたし、編み物も沢山教わりました。子供だから分かるわけないとは思わずに色々な事を教えてくれた祖母と過ごした経験は、大人になってからの子育てや教える仕事をする上で感謝すべき貴重な経験でした。
そんな祖父母でしたが、私は殆ど何の恩返しも出来ぬままサヨナラしてしまいました。
あの時はどうもありがとう、
あの時どう思っていたの?
あの時のあの話はこういうこと?
祖父母しか知らない幼い父のことや父の兄弟のこと
祖父母の顔も声も匂いも思い出せるのに
聞きたいことが沢山あるのに、会えない。
でも、祖母の味の煮物が出来るのも
編み物が出来るのも、祖父の好きだった日々草をつい育ててしまう時の私の中には祖父母は確かに存在しています。
会えなくなってしまったからもう聞けない
そんなさみしさと後悔を胸に生きて行くって
切ないですね。そうならない為に今出来ることは、今、会える人とのつながりを大切に生きること。
最近、母からの電話が増えました。
電話なんて大嫌いな母が。
そういえば 姉からの電話も。
みんな歳を取った証拠なんですかね。
身内の大切な人と永遠に過ごすことは叶わない夢。「だからこそ」を考えさせられるお彼岸。
恩返ししないと一生後悔する人ひとり。
都内に一人暮らししている
父の姉と会ってこようと思います。
みなさんにとっての恩返ししなくちゃ
な人の話、聞いてみたいなぁ。