にほんブログ村 猫ブログ MIXサバトラ猫へ
にほんブログ村

ちいさなちぃちゃん

ピアノが弾けて猫がいればそれで十分なのです。

まつりと金魚草とカーネーションと。

9年前の夏祭りで娘達が金魚すくい
連れ帰って来た金魚3匹。

名前は ちょい、みこし、まつり。

数年前に小さく弱かったちょいが亡くなって、体格も性格もよく似たみこしとまつり2匹は仲良く元気に過ごしていましたが、
先月末、まつりが亡くなってしまいました。


まだ幼かった娘達と共に過ごして来てくれた
まつり。
ガラス越しにどんなことが伝わっていたのでしょう。どんなことを伝えてきてくれたのでしょう。


亡き骸は我が家の庭のペット達のお墓の土に還しました。


娘達が初めてペットの死と向き合ったのは、
金魚でした。旅行から帰宅すると
亡くなってしまっていたのですが、それはそれは大泣きされたことを覚えています。
それから十数年、大きく成長した娘達ですが
土に還す時 やはり涙をこぼしていました。

その墓に金魚草を植えたのですが、その時
ひと枝折れてしまいました。折れてしまった
枝には花が付いていたので 金魚の眠る真上に
挿してあげました。
その折れた金魚草、どうもついた様子です。

その後、ひとりぼっちになってしまった
みこしを見ながら次女と話をしていた時、
水槽の前に生けた
リサイタルの時のカーネーションの一輪だけが
しばらくの間ふるふると動きました。
最初 娘は「地震?」と言い、周りを見てみましたが何も揺れておらず、一輪のカーネーションだけが揺れていました。


きっとそのカーネーションはまつりだったのだと思います。


ありがとうとさよならを伝えてくれたのてしょうか。
次の日、その一輪のカーネーションだけが
ポッキリと折れていました。




ひらひらとした花弁が金魚の尾ひれの様な
カーネーション


カーネーションに化して伝えてくれたまつり。
つい、またカーネーションを生けてしまいました。



まつり、ありがとう。